WorldEditの利用解説

この記事では、建築をサポートするプラグイン「WorldEdit」の解説をします。
プラグイン「WorldEdit」に関するコマンドの使用方法や、当サーバで使用する上で注意する点などを記載します。
当サーバでは、Verified以上の権限を所持しているユーザーにWorldEditを公開しています。つまり、Discordアカウントさえあれば誰でも利用可能です。
目次
- 解説環境
- 基本
- 範囲選択の方法
- コマンド
— 基本コマンド
— クリップボードコマンド
— 履歴コマンド
— 生成コマンド
— 選択コマンド - 使用する上での注意点
- 選択範囲可視化について
解説環境
- Spigot(Bukkit) 1.12.2
- WorldEdit 6.1.7;dd00bb1
基本
WorldEditは、基本的に「木の斧で範囲選択 + コマンド実行」で使用します。
範囲選択の方法
- 「
//wand
」または通常のクリエイティブインベントリ(Eキーで開く)から「木の斧」を取り出します。 - 木の斧を持って、(以下の画像の通りであれば)緑のブロックを「左クリック」、赤のブロックを「右クリック」して、範囲を確定させます。当サーバではWorldEditCUIを導入していなくても、選択した範囲が可視化されます。
- コマンドを実行します。ここで「
//set 1
」や「//set stone
」と実行すると、範囲内が石ブロックに置き換えられます。(コマンドは後で解説します)
上の画像は、平面に範囲を選択していますが、以下の画像のように立体的に範囲を指定することもできます。
コマンド
WorldEditのコマンドは、基本的に「//」(スラッシュ2本)から始まります。
この項目では、よく使うコマンドを詳しく解説します。
[]
内のものは必須、<>
内のものは任意で入力してください。実際にコマンドを実行する際は[]や<>を含まないでください。- <方向>の部分は、
n
(北)e
(東)s
(南)w
(西)d
(下)u
(上)と指定することができます。何も入力しないと自分が向いている方向が指定されます。
基本コマンド
使用頻度が高そうな基本的なコマンドです。
//set [ブロックID]
指定した範囲内にブロックを設置します。
- ブロックIDの部分には「
1
」や「stone
」などを指定してください。「hand
」を指定すると手に持ってるアイテムを設置します。
//move [数] <方向>
指定した範囲内のブロックを、指定した数だけ指定した方向に動かします。
//stack [数] <方向>
指定した範囲内のブロックを、指定した数だけ指定した方向に繰り返しコピーします。
//replace [ブロックID(A)] [ブロックID(B)]
「ブロックA」を「ブロックB」に置き換えます。replace
をrep
と省略することも可能です。
「//rep 2 1」と実行すると、範囲内の「2(草ブロック)」を「1(石ブロック)」に置き換えます。
//overlay [ブロックID]
指定したブロックを積み上げます
//outline
選択範囲を基準に、指定したブロックで中が空洞な箱を作ります。
クリップボードコマンド
//copy
選択した範囲内のブロックを、クリップボードにコピーします。
//paste
クリップボードに保存されたブロックを貼り付けます。
「//paste -a
」と実行すると、地面をえぐること無くブロックを貼り付けることが出います。
//cut
選択した範囲内のブロックを切り取ります。
//rotate <角度>
選択した範囲内のブロックを、指定した角度だけ回転させます。
//rotate 90や//rotate -90と指定します。
//flip <方向>
選択した範囲内のブロックを、指定した方向に反転させる。
/clearclipboard
クリップボードの中身を削除します。
履歴コマンド
何か間違った操作をしてしまったら、焦らず以下のようなコマンドを実行して対処してください。
//undo <数>
WorldEditのコマンド実行前の状態に巻き戻します。巻き戻す数を指定することも可能です。
//redo <数>
//undoコマンド実行前の状態に巻き戻します。巻き戻す数を指定することも可能です。
生成コマンド
高さが指定されていない場合は、1ブロック分だけ生成されます。
//hcyl [ブロックID] [半径] <高さ>
現在地点を中心とした、中に空洞のある円柱を生成します。
//cyl [ブロックID] [半径] <高さ>
現在地点を中心とした、中に空洞のない円柱を生成します。
//hsphere [ブロックID] [半径]
現在地点を中心とした、空洞のある球体を生成する。
//sphere [ブロックID] [半径]
現在地点を中心とした、空洞のない球体を生成します。
//forest
指定した範囲内に、森(木)を生成します。
//flora
指定した範囲内に、植物を生成します。
//regen
指定した範囲内を再生成します。超高負荷注意
選択コマンド
//pos1
現在地点を、木の斧で左クリックしたときと同じように選択します。//1でも可能です。
//pos2
現在地点を、木の斧で右クリックしたときと同じように選択します。//2でも可能です。
//sel
範囲選択を解除します。
//chunk
現在地点のチャンクのブロックを全て選択します。高さは自動的にy0〜y256まで指定されます。
//expand [距離] <方角>
指定された方向へ指定された距離、選択範囲を拡大します。
//expand vert
選択した範囲をy0~y256までを選択します。WorldGuardなどの保護への使用を推奨します。
使用する上での注意点
WorldEditは、可能性を広げてくれる一方で、一歩間違えると大変なことになってしまうことがあります。
使用する前によく使い方を調べたり、大規模な編集を一度に行わず、分割して作業するなどサーバへの負荷をなるべく小さくするようにしてください。(明確な規定はありませんが、常識的範囲で)
選択範囲可視化について
当サーバでは、プラグインによって選択された範囲が可視化されますが、範囲が大きすぎると表示されなかったり、見にくかったりと不便な面もありますので、WorldEditCUIというModを導入することをお勧めします。
複雑な形の範囲指定(以下の画像のようなもの)の方法なども解説されています。
解説記事↓
免責等
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また、多くの記事は時間を追うことに情報が古くなります。仕様が変わっていたり、そもそも無くなっている可能性もありえるということを覚えておいてほしいです。
「どうしたらいいのだろう?」などと疑問が発生した場合はDiscordの#questionチャンネルにて質問してみましょう。
解説内では、<
や>
で囲まれた文字列が出てくるときがあります。それらは「利用者がそれに適した文字列を打ち込む箇所」ですので、実行する際は置き換えて実行してください。
基本的に、<
や>
は不要です。
例: /say <文字列>
とあったら、/say こんにちは
などと、<>
ごと置き換えます。
更新履歴
更新日時 | 更新内容 |
---|---|
2020/11/23 15:12:54 | ページ公開 |