WorldGuardの利用解説

この記事では、建築物を保護したり、その範囲に入ったときにメッセージを表示したりするプラグイン、「WorldGuard」の解説をします。
SandBoxワールドなどで、自身が建てた建築物が荒らされたりしないための一つの機能ですから、ぜひ覚えて利用してみてください。
プラグイン「WorldGuard」に関するコマンドの使用方法や、当サーバで使用する上で注意する点などを記載します。

目次

初めに

この記事で解説する内容には、WorldEditで複雑な範囲を選択する方法も含まれています。
単純な範囲を選択する場合でも、誤って範囲を選択することを防ぐために必ずLiteLoaderのMod「WorldEditCUI」を導入しましょう。
WorldEditCUIの導入方法は以下の記事にて解説しています。

WorldEditCUIの導入解説

WorldGuardの導入前後にこれのコマンドや機能解説の記事とかを検索して読みましたが、印象としてかなり導入されているプラグインの筈なのに、解説記事が少なかったり、一般のユーザに向けた解説ばかりで、運営側が使うコマンド等があまり書かれていない印象を持ちました。
なので今回は一般のユーザが使わないようなコマンドでも簡単に説明を書きます。そのため必然的に記事が長くなりますがご了承下さい

この記事では、WorldGuardのリージョン短縮コマンド「/rg」を主に使用します。他の関連コマンド「region」・「regions」も使用できますので、必要に応じて読み替えてください。

解説環境

  • Spigot(Bukkit) 1.12.2
  • WorldGuard 6.2.1;84bc322

対象読者・事前習得が必要なもの

  • WorldEditを用いて簡単・複雑な範囲選択ができること(保護範囲の指定ができること)
  • WorldEditの範囲選択権限があること(当サーバであればDefault以上)

必ず覚えておくべきコマンド

まずは、このプラグインを使う上で必ず覚えておいたほうがいいコマンドをいくつか。

保護範囲を新規に登録する

保護を新規に登録する時に使用するコマンドは「/rg claim」です。「/rg define」で解説している記事もありますが、自分の土地として登録する場合はclaimで充分です。ちなみにclaimは「請求」、defineは「定義」という意味です。覚えておくとどこかで使えるかも?
defineの場合は保護数とブロック数制限がないみたいです。
使い方としては以下のような感じです。

  1. WorldEditで保護する範囲を指定します。1,2ブロック余分にとっておくとミスとかが起こりにくくなるかも?
  2. 保護名を決めましょう。市の名前、自分の名前、建物の名前など、わかりやすい名前にするのが良いでしょう。
  3. 範囲をきちんと指定したことを確認して、コマンド「/rg claim <保護名>」と入力し、実行しましょう。
  4. A new region has been claimed named '保護名'.」と表示されれば成功です。
エラー概要

全部を解説しているわけではありません。謎なエラーが発生した場合はソースコードを見る方が正確です。

  • You own too many regions, delete one first to claim a new one.
    サーバ側で規定されている作成できる保護数を超えています。既存の保護を削除しましょう。
  • This region already exists and you don't own it.
    あなたが所有していない同じ名前の保護があるので、別の名前にしてみましょう。
  • A region with that name already exists. Please choose another name.
    あなたが所有している同じ名前の保護があるので、別の名前にしてみましょう。
  • This region overlaps with someone else's region.
    選択された範囲は他の地域と重複しているために保護できません。範囲を再度確認してみましょう。
  • This region is too large to claim.
    選択された範囲は大きすぎて保護できません。範囲を再度確認してみましょう
いまいる場所の保護情報を確認する


保護の範囲に居て、その保護の情報を確認したい場合は「/rg info」コマンドを使用しましょう。「info」以外にも「i (/rg i)」でも同様の機能を利用できます。
表示された「Region Info」の内容がその保護の情報です。

  • Region : 保護名。カッコ内のtypeは保護時の選択形式、priorityは優先度ですがあまり意味がなさそうな気もします。
  • Flag : その保護内で何ができるかを表示しています。フラグについては別に後で解説します。
  • Owners : その保護のオーナーが表示されています。
    オーナーは、その保護のオーナー・メンバーを増減できます。もちろん保護内の建築等も行えるようになります。
  • Members : その保護のメンバーが表示されています。
    設定に応じて、その保護内で建築等ができるようになります。
保護を削除する

まず、保護を削除する保護範囲内できちんと保護情報を確認し、保護名を確認してください。
その後、「/rg remove <保護名>」のコマンドを実行し、削除を行ってください。「remove」以外にも、「delete」「del」「rem」でも同等の機能を利用できます
The region named '保護名' has been removed.」と表示されれば、削除は成功です。

エラー概要

全部を解説しているわけではありません。謎なエラーが発生した場合はソースコードを見る方が正確です。

  • No region could be found with the name of '保護名'.
    指定された保護名の保護は見つかりません。保護はワールドごとに違いますので、きちんと保護をしたワールドで実行してみてください。
保護範囲を再設定する

既存の保護の範囲を変更する際に/rg redefineコマンドを使用すると作り直すよりもより簡単に範囲を変更できます。
WorldEditで広げたあとの保護範囲を選択し、/rg redefine <保護名>を実行すると保護範囲を再設定できます。

保護フラグを設定する

保護には「フラグ」という、その保護内での行動を制限したり、保護内に入ったときや出たときにメッセージを出すという機能を付与することができます。
正直、執筆者もそこまで詳しくないので、もし不安な場合はこちらなどをご覧ください。

コマンドは「/rg flag <保護名> <フラグ名> <設定値>」です。「flag」だけでなく、「f」でも同様の機能を利用できます。
この記事内では、特に使用されるフラグを記載します。後日必要があればほぼすべてのフラグの解説も行います。

フラグ名 内容
greeting 保護に侵入した利用者に対してメッセージを送信します /rg flag <保護名> greefing Welcome to 保護名!
farewell 保護から退出した利用者に対してメッセージを送信します /rg flag <保護名> farewell Please come again!
pvp 範囲内でのPvPを許可するか /rg flag <保護名> pvp deny
保護にメンバーを追加する

基本的に、claimで保護を設定した場合、設定者以外はその中で建築等ができなくなります。
複数人で建築をする場合など、保護にメンバーを追加したい場合は以下の手段を実行してみてください。

  1. 保護名を確認しましょう。
  2. コマンド「/rg addmember <保護名> <MinecraftID...>」を実行してください。
  3. Region '<保護名>' updated with new members.」と表示されれば成功です。

<MinecraftID...>に複数のプレイヤーを指定することもできます。例: /rg addmember <保護名> X4Z mine_book000 Hirotaisou2012

保護からメンバーを削除する

不要な人まで保護メンバーに追加してしまった場合、以下の手段で削除を行ってください。

  1. 保護名を確認しましょう。
  2. コマンド「/rg removemember <保護名> <MinecraftID...>」を実行してください。
  3. Region '<保護名>' updated with members removed.」と表示されれば成功です。

サーバに導入する場合

WorldEditが前提プラグインになります。
__global__」はワールド全体にかかる保護になります。フラグ等が指定できますから、これらでデフォルト値を変えることができます。(tntの爆発禁止など)

  • /rg define <保護名>を使用することで、オーナー無しで保護をかけることができます。
    もちろん、/rg define <保護名> <プレイヤー名>で指定したプレイヤーをオーナーにした保護をかけることができます。
  • /rg select <保護名>で保護範囲をWorldEditで選択できます。正直、使い道が思いつきません。
  • WorldGuard Extra Flagsプラグインを導入することで、フラグの数を増やしより細かく設定できるようになります。
  • /rg setpriorityで保護の優先度を設定できるようですが、特別使用したことがありません…。
  • /rg setparent <保護名> <親となる保護名>で保護の「親」を設定できます。自治体の中に地域を作るときなど、「保護の中に保護を設定し、設定をオーバーライド(上書き)する場合などに保護に親を設定するとやりやすくなります。
  • /rg teleport <保護名>で保護の場所にテレポートできます。不審な保護等を見つけた場合に使えるでしょう。

免責等

ブログ記事作成者及び当サービス「jao Minecraft Server」では、この記事に記載された内容を行ったことによる問題への一切の責任を負いません。 何かを試したり、やってみたりするときには必ず「自己責任」を念頭に。

また、多くの記事は時間を追うことに情報が古くなります。仕様が変わっていたり、そもそも無くなっている可能性もありえるということを覚えておいてほしいです。

「どうしたらいいのだろう?」などと疑問が発生した場合はDiscordの#questionチャンネルにて質問してみましょう。


解説内では、<>で囲まれた文字列が出てくるときがあります。それらは「利用者がそれに適した文字列を打ち込む箇所」ですので、実行する際は置き換えて実行してください。
基本的に、<>は不要です。
例: /say <文字列>とあったら、/say こんにちはなどと、<>ごと置き換えます。

更新履歴

更新日時更新内容
2018/10/19 18:11:09ページ公開
2018/10/27 14:44:11誤りを修正
2018/11/23 20:07:54「保護範囲を再設定する」などの追加
2018/11/23 20:19:21表記改善
2018/11/23 20:33:56codeの表記ミス修正